2015年5月3日日曜日

清明祭 チャンプル ヤンバルクイナ

4月の後半は10日間沖縄に行ってきた。
目的は色々あったのだけど、
その中でもひめゆりの塔に行くというのは大きな目的の一つだった。
学芸員の方とお話しする時間が少しあった。
今、世の中がどういう方向に向いているのか、現実に危機感を抱いている人がどれだけいるか、沢山話しを聞かせてもらった。
沖縄旅行中も本当にたくさんの人に出会えて、戦争当時の話も沢山聞いた。
兄弟の名前がずっと刻まれているひめゆりの塔に行くのはとても苦しいことだと言って泣きながら戦争を繰り返してはいけないことを伝えてくれる人もいた。
自分以外みんな戦争で亡くなり、戦争孤児として、遠い親戚に引き取られた人もいた。
実際沖縄に住んでいる人の家族、親戚にはいろんな立場の人がいるから、基地の移設に関しては素直に自分の気持ちを話せない人もいたし、複雑な気持ちだという人もいた。
そのなかで私は何ができるのかなと思う。最低限の知識を頭に入れておくことの必要性はひしひしと感じるけど、それ以上に誰かにその気持ちを発信させていく方法はなにかなと。
平和な生活を願うのがこんなに難しいのか。自分のことで自分の幸せばかり考えていてとんでもないことを書いたりする人が想像している以上に多い世の中でもある。

テレビの街頭インタビューでは、憲法改正に賛成して他の国のサポートができればなんて言っている人もいたし、基本的には賛成ですね、なんて軽くいう人もいるけど、改正したらどういう意味の憲法になるのかとか、それが自分の命にも繋がり兼ねないとか、わかってるのかなと思う。

資料館で生存者の女性が言っていた
死にたいなんて口に簡単にしないでください。生き抜いてください。という言葉がずっと忘れられない。


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